退職後の失業保険はいくらもらえるか確認する方法
※本ページはプロモーション(広告)を含みます。
失業保険はいくら?賃金日額と給付率から求める
基本手当の1日分は、原則として離職前6か月の賃金合計÷180で求めた「賃金日額」に、年齢・賃金帯に応じた給付率を掛けて算定します。年齢区分ごとの上限と全区分共通の下限があり、給与の何割かを一律にもらう計算ではありません。
ここでは一般の基本手当の金額と家計の見通しを扱います。受給資格や申請の説明とは分け、どの数字を家計へ入れるかを確認します。
計算に使う賃金とハローワークでの確認
賃金日額は、原則として直前6か月に毎月決まって支払われた賃金の合計を180で割った額です。保険料等を差し引いた銀行振込額ではなく、賞与等を除く賃金を確認します。どの手当を含むか、欠勤月等をどう扱うかで迷う場合は、明細と離職票を持ってハローワークへ確認します。
- 対象となる6か月分の給与明細をそろえる。
- 賞与等と毎月支払われる賃金を分ける。
- 離職票に記載された賃金額と照合する。
- 離職日の年齢区分と、賃金日額に対応する計算式を確認する。
- 窓口で決まった日額を受給資格者証等で確かめる。
基本の考え方は厚生労働省Q&Aに示されています。自分の概算と決定額に差があれば、率だけでなく対象賃金の期間から確認してください。
令和8年8月1日適用の年齢別上限・下限
以下は2026年8月1日から次回の改定まで適用される金額です。確認日:2026年10月11日。出典は厚生労働省の改定リーフレットです。
| 離職時の年齢 | 賃金日額の上限 | 基本手当日額の上限 |
|---|---|---|
| 30歳未満 | 14,900円 | 7,450円 |
| 30歳以上45歳未満 | 16,540円 | 8,270円 |
| 45歳以上60歳未満 | 18,220円 | 9,110円 |
| 60歳以上65歳未満 | 17,400円 | 7,830円 |
賃金日額の下限は3,203円、基本手当日額の下限は2,562円です。上限額は、誰でも受け取れる定額ではありません。賃金日額を計算し、該当する式を使った結果が上限に達する場合の額です。
給付率は50〜80%、60〜64歳は45〜80%
賃金が低い帯ほど給付率が高く、中間の帯では率が変化します。令和8年8月適用の厚生労働省の計算式で、wを賃金日額、yを基本手当日額とした場合は次のとおりです。1円未満は切り捨てます。
| 賃金日額の帯 | 60歳未満の式 | 60歳以上65歳未満の式 |
|---|---|---|
| 3,203円以上5,480円未満 | y=0.8×w | y=0.8×w |
| 中間帯 | 5,480〜13,490円:y=0.8×w-0.3×((w-5,480)÷8,010)×w | 5,480〜12,120円:y=0.8×w-0.35×((w-5,480)÷6,640)×w と y=0.05×w+4,848 の低い方 |
| 中間帯を超え上限以下 | y=0.5×w | y=0.45×w |
| 賃金日額の上限を超える | 年齢区分の上限額 | 7,830円 |
中間帯の「80〜50%」を見て、自分で60%など好きな率を選ぶものではありません。65歳以上で離職した場合の給付の種類は別途確認してください。
編集部の仮の計算例:月15万円の賃金だった場合
離職時35歳、対象となる6か月の賃金が毎月15万円で、賞与等を含まないと仮定します。受給資格があることを前提とする編集部の仮の計算例であり、実利用者の事例ではありません。
- 賃金日額:150,000円×6÷180=5,000円
- 基本手当日額:5,000円×80%=4,000円
- 28日分が支給対象と認定された場合:4,000円×28=112,000円
同じ日額でも、初回に認定される対象日が少なければ振込額は小さくなります。毎月112,000円が固定で支払われると見込まず、認定された日数で計算します。
離職理由・加入期間が総額と受給開始に与える影響
所定給付日数は、被保険者だった期間、年齢、離職理由等で決まります。基本手当日額だけが分かっても総額は確定しません。会社都合か自己都合かを自分だけで選ぶのではなく、実際の退職経緯を資料とともに説明します。
受給開始は手続き後の待期7日に加え、2025年4月1日以降の正当な理由のない自己都合退職では原則1か月の給付制限があり、5年間に2回以上などは3か月です(厚労省Q&A、2026年10月11日確認)。例外と認定までの順序は失業給付の手続きで確認してください。
受給期間内でも、失業状態にない日まで全て支給されるわけではありません。再就職や就労、認定の状況に合わせて計画を更新します。
会社へ直接話せない場合の確認先
会社へ直接話せず離職票の賃金や理由を確認できない場合は、離職票が届かない・内容が違うときの窓口を使えます。
給付や保険の確認と家計整理:日額・日数・振込日を分ける
支出は月々の生活費の試算で求め、給付は「日額×今回の認定日数」と振込予定日で入れます。入金前の家賃、住民税、健康保険料は手元資金から払う必要があるため、総受給見込額を一度に使える貯金とは扱わないでください。
窓口へ相談する際は、離職票、給与明細、年齢、これまでの雇用保険加入と受給歴を準備します。家計が不足する場合も、受給額を都合よく増やして埋めず、不足する日と金額を自治体等の生活相談へ伝えます。
制度・出典の確認日:2026年10月11日。
参考にした公的情報
本記事では、制度・法令に関わる説明について以下の一次情報を参照しています。個別の判断が必要な場合は、各窓口または専門家へ確認してください。
- 厚生労働省:令和8年8月改定リーフレット 2026年8月適用の年齢別上限と共通下限。
- 厚生労働省:基本手当日額の計算式 賃金帯ごとの式、離職日を基準とする年齢、端数処理。
- 厚生労働省:基本手当Q&A 賃金の範囲、所定給付日数と実際の認定日数の違い。
- e-Gov:雇用保険法12条 FAQの失業等給付に対する公課禁止の根拠。
よくある質問
Q.基本手当日額から所得税は差し引かれますか?
Q.誕生日を迎えると、その日から年齢区分が変わりますか?
Q.再就職手当の計算にも、この日額をそのまま使えますか?
Q.副業の売上があると試算は変わりますか?
まとめ
失業保険の基本手当日額は、離職前6か月の賃金を基に年齢と賃金帯に応じて算定します。令和8年8月適用の上限・下限、仮の計算例、実際の支給日数を家計へ入れる方法を確認できます。
GUIDE 03 / 生活費・給付・退職金
この記事のテーマ
次の一手
あわせて確認したいページ
退職代行を使った後に失業保険を受給する流れ
退職代行で辞めた後の失業保険について、受給条件、離職票、ハローワークでの手続き、自己都合退職の注意点を解説します。会社へ連絡しづらい場合の依頼方法、届かないときの確認先、転職や公的手続きで使う場面を踏まえ、後悔を減らすための進め方を解説します。
退職後の生活費は月いくら必要か試算する方法
退職後の生活費が月いくら必要か不安な方向けに、固定費、税金、保険、失業保険、退職代行費用の見方を解説します。不安を抱えたままの方へ、給付や保険の確認と家計と支払いの整理の注意点を押さえ、退職後に困りやすい手続きもまとめました。
退職代行後に離職票を受け取る方法と届かない時の対応
退職代行を使った後の離職票について、発行の流れ、届くまでの目安、会社に連絡しづらい場合の対応を解説します。ここまで悩んできた方へ、会社へ連絡しづらい場合の依頼方法と届かないときの確認先を整理し、費用・書類・連絡面で迷いやすい点を解説します。
運営形態・料金から探す
Service Categories