退職代行は違法?法律・法的根拠と民法627条・弁護士法72条の注意点を有給や損害賠償まで安心材料も整理

※本ページはプロモーション(広告)を含みます。

退職代行は違法?法律・法的根拠と民法627条・弁護士法72条の注意点を有給や損害賠償まで安心材料も整理

退職代行は違法?確認するのは担い手と仕事の内容

退職の意思を伝えるために第三者を使うことが、一律に違法になるわけではありません。 会社との法的な交渉や請求を誰が扱うかによって、弁護士法などに照らした確認が必要になります。

「退職代行」というサービス名自体に全ての業務を認める資格が付いているわけではありません。契約前に、退職する意思の伝達で足りるのか、会社が反対したときの交渉や法的反論も必要なのかを分けます。

会社から「代行は違法だから話を聞かない」と言われた場合も、その言葉だけで結論を出さず、運営主体と実際に依頼した内容を確認してください。

3問の簡易診断

自分に合う相談先を確認する

質問 1 / 3:今の状況に一番近いのは?

弁護士法72条と非弁行為の注意点

弁護士法72条は、弁護士・弁護士法人でない者が、報酬を得る目的で一般の法律事件に関する法律事務を扱い、またはその周旋を業とすることを原則として禁じています。ただし、弁護士法または他の法律に別段の定めがある場合は例外とされています(2026年10月11日確認)。

退職代行では、本人が決めた内容を伝えるだけの行為と、争いのある退職条件を代理で取り決める行為を同じものとして扱わないことが大切です。同条が規制しているのは、弁護士でない者が報酬目的で法律事務を業として扱うこと等で、サービスを頼む側を対象にした規定ではありません。

弁護士が広告や書式を監修していても、その弁護士が自分の事件を受任したことにはなりません。「交渉になったら誰へ引き継ぐか」を書面で確認してください。

民間型・労働組合型・弁護士型で何が違う?

運営形態確認する役割申込前に尋ねること
民間型退職意思や希望を伝える連絡代行会社が条件に反対した場合、誰がどう対応するか
労働組合型組合として行う退職条件等の交渉加入先、交渉担当、対象となる事項
弁護士型受任範囲内の法的な助言・代理・請求対応通知のみか、賠償や訴訟等も含むか、追加費用

労働組合法6条は、組合の代表者等が組合や組合員のために使用者側と交渉する権限を定めています。組合と連携する民間業者については、連携という表示だけで済ませず、加入と交渉の手続を確かめます。

費用・依頼範囲まで並べたい人は弁護士型と民間型の比較へ進めます。サービスを使う必要があるかまだ決めていない段階なら、先に公的窓口で争点を整理する方法もあります。

民法627条と退職日:通知した日だけで出社不要にはならない

民法627条は無期雇用の辞職の根拠になりますが、代行へ申し込んだ日時と会社へ通知が届いた日時は異なります。契約が有期の場合は別の検討が必要です。

退職日、最後に働く日、休暇の期間を決めた記録を持ち、会社の認識と合っているか確認します。休む連絡が必要な日に、代行への相談が済んだだけで勤務先にも伝わったと思い込まないようにしてください。

PR / サービス比較

依頼する前に、2社の条件を比べる

紹介する順番には、提携先(広告)を優先する場合があります。対応範囲と必要な手続きを確認して選びます。編集方針

料金・追加費用・対応範囲・後払いの比較。契約前に公式窓口で条件をご確認ください。
相談先 / 運営形態料金目安・追加費用対応範囲 / 後払い
フォーゲル綜合法律事務所

弁護士型

公式で条件を見る ↗
22,000円〜

ライト22,000円、スタンダード25,000円、あんしんプラス55,000円(税込)。ライトは引継ぎ連絡を本人が行う。出張・裁判等は別途相談。

弁護士による退職通知・必要書類の請求。ライトでは会社からの連絡を60日間対応。

後払い:あり(審査あり)。2回分割も案内。

退職110番

弁護士型

公式で条件を見る ↗
43,800円〜

基本43,800円(税込・内容証明郵便込み)。金銭回収の報酬20%、労働審判25%、裁判30%(各税別)。審判・裁判は期日ごと2万円(税別)の記載あり。

有給取得、未払金請求、社宅・借入金返済等の交渉。個別費用は見積もり。

後払い:公式で要確認

2026-10-09に確認した掲載データに基づきます。料金・追加費用・税の扱い・利用条件は各社で異なります。すべての相談先を見る →

有給は、残日数・希望日・会社の回答を揃える

労働基準法39条に基づく有給について、本人の希望を伝えることと、会社が認めない場合に交渉することは段階が異なります。代行へは勤務予定表と残日数を伝え、どの日に使いたいかを明らかにします。

有給は在籍中の労働日に取るものなので、退職日より後の日に充てることはできません(労基法39条、2026年10月11日確認)。会社が別の日程を提示したときは、退職日まで変える提案なのか確認してください。具体的な申請と日程は有給消化の進め方にまとめています。

退職届・引き継ぎ・損害賠償をまとめて約束しない

退職届を受け取らないと言われた

受理印の有無だけで決めず、会社に何がいつ届いたかを残します。担当者、通知文面、送信・配送記録が確認材料になります。

引き継ぎが終わるまで辞めるなと言われた

対応できる仕事と、会社が後任を決める仕事を分けます。引継資料の所在や未処理の期限を知らせた記録を保存し、できない条件まで引き受けないようにします。

損害賠償や給与控除を示された

請求の根拠と内訳を確認し、金額に同意する前に相談します。労基法16条の賠償予定の禁止や同法24条の賃金支払との関係は、下の損害賠償記事で詳しく扱っています。退職と引き換えに請求を認める署名を急がないでください。

強い言葉を受けたときの安心材料:相談先・記録の残し方

総合労働相談コーナーは、退職を含む労働問題の相談を受け付けています。給与の未払いや有給などの法令違反が疑われる場合は担当部署の案内を受け、賠償や競業避止等の具体的な法的紛争は弁護士へ相談します。

  1. 会社が言った内容を、退職日・休暇・金銭・返却等の論点に分ける。
  2. 契約書と会社からの文面を保存し、自分の返答も残す。
  3. いつまでに何を回答するよう求められたかをメモする。
  4. 相談先に、希望する結果とまだ判断できない事項を伝える。

法律の名前が分からなくても、「この書面に署名を求められている」と現物を見せて構いません。直接話せないときの連絡支援と、法的な結論を出してもらう相談の役割を分けると、依頼先を選びやすくなります。

判断に迷う論点別の記事一覧

複数の問題が重なったら、回答期限のある書面と、今日の出勤・安全に関わる連絡から手をつけます。条文の確認だけでは決められない事実関係は、資料を見せて相談してください。

参考にした公的情報

本記事では、制度・法令に関わる説明について以下の一次情報を参照しています。個別の判断が必要な場合は、各窓口または専門家へ確認してください。

弁護士型

退職の連絡に加え、未払い賃金の請求や損害賠償への対応を相談。依頼するプランと受任範囲を確認します。

労働組合型

組合による団体交渉を相談。加入費用と交渉担当を確認します。提携型はサービス会社と組合の役割も確認します。

民間型

退職意思の伝達を依頼。法律上の交渉が必要なら、弁護士や労働組合への相談を検討します。

掲載サービスの各運営形態は価格帯が重なっているため、料金だけでなく必要な対応範囲を比べることが大切です。報酬を得て法律事務を扱う範囲には制限があり、非弁護士による法律事務の取扱いは弁護士法で規制されています(e-Gov法令検索:弁護士法72条)。

よくある質問

Q.家族に会社へ退職の連絡を頼むと、非弁行為になりますか?
A.弁護士法72条が対象とするのは、弁護士でない者が報酬を得る目的で法律事務を業として扱う場合です。家族が報酬を受けずに、本人が決めた退職日を伝える場面とは前提が違います。退職日や金銭の条件で争いになったら、家族が交渉を続けず本人が相談先を決めてください。
Q.労働組合に加入すれば裁判も代わりにしてもらえますか?
A.組合の交渉権限と裁判の代理は別です。訴訟代理人は、法令上の代理人を除き原則として弁護士でなければなりません(民事訴訟法54条1項。簡易裁判所では許可を得た場合の例外があります。2026年10月11日確認)。訴訟の可能性があるなら、弁護士への相談先と費用を別に確認してください。
Q.弁護士監修という表示があれば、その弁護士に直接相談できますか?
A.監修の表示だけでは、利用者の相談をその弁護士が受ける契約とは分かりません。委任契約の相手方、法律相談の担当者、別途費用の有無を申込前に尋ねてください。

まとめ

退職代行の適法性は、誰がどの事務を扱うかで確認します。連絡の伝達と交渉の境界を軸に、退職日、有給、退職届、引き継ぎ、損害賠償の確認先へ案内します。

GUIDE 02 / 契約・法律・働き方のルール

この記事のテーマ

自分で辞める(手続き)のガイドへ
契約・法律・働き方のルールの記事をすべて見る →

次の一手

PR / サービス比較

退職代行を検討するときの相談先

紹介する順番には、提携先(広告)を優先する場合があります。対応範囲と必要な手続きを確認して選びます。編集方針

弁護士型

フォーゲル綜合法律事務所

料金目安

22,000円〜

ライト22,000円、スタンダード25,000円、あんしんプラス55,000円(税込)。ライトは引継ぎ連絡を本人が行う。出張・裁判等は別途相談。

対応範囲
弁護士による退職通知・必要書類の請求。ライトでは会社からの連絡を60日間対応。
後払い
あり(審査あり)。2回分割も案内。
公式サイトで条件を確認 ↗料金・条件を詳しく確認

弁護士型

退職110番

料金目安

43,800円〜

基本43,800円(税込・内容証明郵便込み)。金銭回収の報酬20%、労働審判25%、裁判30%(各税別)。審判・裁判は期日ごと2万円(税別)の記載あり。

対応範囲
有給取得、未払金請求、社宅・借入金返済等の交渉。個別費用は見積もり。
後払い
公式で要確認
公式サイトで条件を確認 ↗料金・条件を詳しく確認

2026-10-09に確認した掲載データに基づきます。料金・追加費用・税の扱い・利用条件は各社で異なります。すべての相談先を見る →

退職後の次の仕事を考えている方へ

契約や手続きの確認とあわせて、次の仕事で希望する職種・勤務地・働き方を整理しておきましょう。転職支援を利用したい方は、職種や働き方を相談する窓口と、20代向けの就職・転職支援の対象条件を確認できます。

あわせて確認したいページ

退職に関する法律

退職の2週間ルールとは?民法627条と実務上の注意点

退職の2週間ルールについて、民法627条の考え方、就業規則との関係、即日退職との違い、揉めたときの相談先を解説します。相談先を選ぶ判断軸、トラブル時の対応、証拠や書類の残し方を具体化し、相談前にメモしたい項目を整理します。相談時に伝える内容も整理します。

退職に関する法律

退職届を受理されないときの対処法|会社が拒む場合の進め方

退職届を受理されない、上司が預からない、破棄されそうな場合の考え方と、証拠を残す方法、相談先を解説します。ここまで悩んできた方へ、トラブル時の対応や証拠や書類の残し方の不安に寄り添い、相談時に伝えるポイントを整理します。

退職に関する法律

退職時の業務引継ぎ義務とは?どこまで対応すべきかを解説

退職時の業務引継ぎ義務について、法律上の考え方、拒否された場合のリスク、無理なく進める方法を解説します。証拠や書類の残し方、法律上の考え方、会社への通知方法に触れ、会社からの連絡が怖い場合の備えもまとめました。会社へ直接話せない場合の備えも補足します。

運営形態・料金から探す

Service Categories

あなたの状況に合うカテゴリ

職種・テーマ別のガイドを探す