退職代行の『非弁行為』とは?弁護士法違反になるケースと安全な選び方

※本ページはプロモーション(広告)を含みます。

退職代行の『非弁行為』とは?弁護士法違反になるケースと安全な選び方

非弁行為を避けるには、交渉担当と契約の範囲を確かめる

非弁行為とは、弁護士・弁護士法人でない者が報酬を得る目的で、法律事件の交渉などの法律事務を業として扱うことで、弁護士法72条が原則として禁止しています。 退職代行では、退職を伝える人と、会社の反論を受けて条件を交渉する人が誰かを契約前に確かめることが、安全な選び方の出発点です。

本記事は契約前の見分け方を中心に扱います。退職代行を使う本人と業者の行為をどう分けるかは退職代行の利用と違法性の整理を参照してください。特定のサービスを違法と認定するための一覧ではありません。

3問の簡易診断

自分に合う相談先を確認する

質問 1 / 3:今の状況に一番近いのは?

非弁行為とは:弁護士法72条で見る要件

弁護士法72条では、弁護士又は弁護士法人でない者が、報酬を得る目的で、法律事件に関する法律事務を扱い、またはその周旋をすることを業とする行為を原則として禁止しています。法律による別段の定めがある場合の例外も含めて確認します(2026年10月11日、e-Govで確認)。

条文にある「報酬を得る目的」「法律事件に関する法律事務・周旋」「業とする」という要素を落とし、会社への電話すべてを禁止する規定と読み替えないことが必要です。反対に、名目を連絡代行にしても、実際の業務が何かという確認は残ります。

退職の相談では、本人の意思を伝えるだけでなく、拒否された条件を変更したり、請求の根拠を評価して合意を取り付けたりする場面があり得ます。会社へ何を話すかが変われば、必要な担当や契約も見直します。

弁護士法違反が問題になり得るケース:会社の返答後に何をするか

次は契約内容を質問するための例です。架空の利用者の体験談や、個々のサービスへの法的評価ではありません。

会社の返答・依頼したい仕事の例契約前に聞く質問
希望の退職日では認めないと言われた別の日を提案し、合意に向けて交渉する担当は誰か
有給を使わせないと言われた希望の取次ぎだけか、会社への交渉も行うか
未払い分の支払いを拒まれた請求根拠や金額の検討、交渉を誰が担うか
損害賠償を求める書面が届いた法的な反論を扱う弁護士へ相談できるか
以後の請求をしない条件で退職するよう求められた合意書の意味を確認し、条件を交渉する相手は誰か

会社が同意するか分からない希望を「伝える」ことと、会社の異論を受けて条件を決め直すことを分けます。窓口から「交渉はしない」と説明されたら、異論が出た後に本人へ戻る仕事を確認してください。

民間型が担えるのは退職意思の伝達や事務連絡の取次ぎまでで、会社の異論を受けて条件を決め直す交渉は、労働組合型(団体交渉)か弁護士型に頼みます。

労働組合は何を根拠に交渉する?労組法6条と加入の確認

労働組合法6条は、労働組合の代表者または組合から委任された者に、組合・組合員のために使用者等と労働協約の締結その他の事項を交渉する権限を認めています。

したがって、確認したいのは組合名が広告にあるかだけではありません。自分が加入する組合、交渉を担う主体、加入時に支払う費用、退職後の組合との関係を確認します。民間業者の取次ぎと組合の活動が併存する場合、どの仕事をどちらが行うかを聞いてください。

組合の交渉と訴訟の代理は同じものではありません。公務員などは適用される制度も異なるため、組合型という名前だけで対応できると判断せず、身分を伝えて確認します。形態全体の比較は民間・労働組合・弁護士の違いにまとめています。

PR / サービス比較

依頼する前に、2社の条件を比べる

紹介する順番には、提携先(広告)を優先する場合があります。対応範囲と必要な手続きを確認して選びます。編集方針

料金・追加費用・対応範囲・後払いの比較。契約前に公式窓口で条件をご確認ください。
相談先 / 運営形態料金目安・追加費用対応範囲 / 後払い
退職代行ガーディアン

労働組合型

公式で条件を見る ↗
19,800円〜

支払い総額19,800円(加入費・組合費)。公式には組合費に消費税はかからず、表示額以外の税は加算されないと記載。

東京労働経済組合が運営。退職日・有給休暇・未払い給与・退職書類などの交渉。

後払い:公式で要確認

弁護士法人ガイア総合法律事務所

弁護士型

公式で条件を見る ↗
25,300円〜

25,300円は退職を伝えるのみのプラン(公務員・業務委託・役員は対象外)。55,000円・77,000円プランも掲載。未払い給与・残業代請求の成功報酬20〜30%。税込・税別は公式で要確認。

退職通知、有給消化、離職票等の取り寄せ、残業代・退職金請求の案内。対応範囲はプラン別。

後払い:公式で要確認

2026-10-09に確認した掲載データに基づきます。料金・追加費用・税の扱い・利用条件は各社で異なります。すべての相談先を見る →

運営形態の見分け方:「弁護士監修」と「本人の代理人」

サービス設計を弁護士が確認していることと、その弁護士が利用者の案件を受任していることは別です。顧問弁護士がいる民間業者へ料金を支払っても、それだけで本人と弁護士の委任契約が成立すると考えません。

相談では、会社への文書が誰の名義で出るのか、弁護士が本人に説明する段階があるのか、委任する仕事は何かを確かめます。弁護士への紹介を受ける場合も、紹介経路だけで判断せず、依頼の相手と費用を自分で確認します。

72条には法律事務の「周旋」も含まれています。紹介という言葉なら対象外と決めず、報酬目的や実際の関係を含めて問題になる点があります。本記事では、紹介の仕組みを見ただけで個別の適法性を断定しません。

安全な選び方のチェックリスト:回答を契約書に対応させる

以下は編集部の契約確認用リストです。すべてに回答があっても結果を保証するものではありませんが、説明が曖昧な箇所を残さず相談できます。

  • 契約相手の名称と、サービスの運営主体が確認できる。
  • 会社へ最初に連絡する主体と、その後の交渉担当が分かる。
  • 組合への加入や弁護士への別依頼が必要になる条件が示される。
  • 伝達、条件交渉、金銭請求、書類連絡の対象・対象外が分かる。
  • 追加費用、対応を断られる条件、契約終了時の扱いを確認できる。
  • 会社から直接連絡が来た場合に、誰へ共有するかが決まっている。

「大丈夫です」という回答だけなら、何が対象で何が対象外なのかを具体化してもらいます。広告上の説明と個別の見積もりが違う場合、どちらの条件で契約するかが決まるまで申込みを急ぐ必要はありません。

契約前から申込み後までの確認手順

  1. 自分が頼みたい作業を、会社へ伝えることと条件を決めることに分ける。
  2. 会社が拒否した場合の担当者と、追加契約が必要な条件を聞く。
  3. 回答を契約書・規約の対応箇所と照合する。
  4. 申込み後は、実際に会社へ伝えた内容と会社の返答を確認する。
  5. 契約範囲を超える要求が来たら、次の担当者が決まるまで返答方針を相談する。

会社からの反論が既にある場合は、代行の広告を比較する前に弁護士へ直接相談する場合を検討できます。新しい窓口へ進む際も、前の担当が何を伝えたかを共有してください。

説明と実際の対応が違った場合の相談先

契約説明や料金をめぐって困った場合は、契約書、見積もり、支払記録、やり取りを整理します。消費者ホットライン188は身近な消費生活相談窓口への案内です。

会社に送られた文面が法的な交渉に当たるのではと疑問が残る場合は、実際の文面と経緯を弁護士に確認してもらいます。口コミの評価や肩書きから結論を出すより、自分の案件で何が行われたかを確かめることが次の対応につながります。

参考にした公的情報

本記事では、制度・法令に関わる説明について以下の一次情報を参照しています。個別の判断が必要な場合は、各窓口または専門家へ確認してください。

弁護士型

退職の連絡に加え、未払い賃金の請求や損害賠償への対応を相談。依頼するプランと受任範囲を確認します。

労働組合型

組合による団体交渉を相談。加入費用と交渉担当を確認します。提携型はサービス会社と組合の役割も確認します。

民間型

退職意思の伝達を依頼。法律上の交渉が必要なら、弁護士や労働組合への相談を検討します。

掲載サービスの各運営形態は価格帯が重なっているため、料金だけでなく必要な対応範囲を比べることが大切です。報酬を得て法律事務を扱う範囲には制限があり、非弁護士による法律事務の取扱いは弁護士法で規制されています(e-Gov法令検索:弁護士法72条)。

よくある質問

Q.運営会社名と振込先名が違います。契約してもよいですか?
A.収納代行などの事情があるかを契約相手に尋ね、料金を受け取る者との関係を文面で確認します。名前の違いだけで違法とは決められませんが、契約相手から説明を受けないまま送金を急がないようにします。
Q.会社から「その代行は非弁だ」と言われました。自分で反論しますか?
A.会社の指摘内容と、依頼先が実際に行った対応を分けて記録します。広告の説明だけを根拠に反論せず、依頼先に担当業務の説明を求め、争いが残る場合は弁護士へ相談してください。
Q.途中で別の組合への加入を案内された場合、何を聞きますか?
A.元の会社との契約は続くのか、新しい組合が何を引き受けるのか、追加の費用と情報提供の範囲を確認します。加入手続き前に、会社への次の連絡をどちらが行うかも決めます。
Q.相談の返信に弁護士の名前があれば、受任されたと考えてよいですか?
A.署名や名前の記載だけでは判断せず、自分の案件を受任する弁護士と、委任する業務を確認します。監修上の助言なのか、本人の代理人として返答するのかを区別してください。

まとめ

非弁行為の不安を減らすには、広告の「弁護士監修」だけで判断せず、会社へ通知する人、交渉する人、契約相手を照合します。退職の伝達と、法的判断を伴う返答・合意形成を分けて依頼してください。

GUIDE 01 / 仕組み・運営形態と選び方

この記事のテーマ

退職代行を選ぶのガイドへ
仕組み・運営形態と選び方の記事をすべて見る →

次の一手

PR / サービス比較

退職代行を検討するときの相談先

紹介する順番には、提携先(広告)を優先する場合があります。対応範囲と必要な手続きを確認して選びます。編集方針

労働組合型

退職代行ガーディアン

料金目安

19,800円〜

支払い総額19,800円(加入費・組合費)。公式には組合費に消費税はかからず、表示額以外の税は加算されないと記載。

対応範囲
東京労働経済組合が運営。退職日・有給休暇・未払い給与・退職書類などの交渉。
後払い
公式で要確認
公式サイトで条件を確認 ↗料金・条件を詳しく確認

2026-10-09に確認した掲載データに基づきます。料金・追加費用・税の扱い・利用条件は各社で異なります。すべての相談先を見る →

あわせて確認したいページ

不安・疑問への回答

退職代行は違法?弁護士法72条と非弁行為の注意点

退職代行が違法になるケース、弁護士法72条で問題になりやすい非弁行為、民間型・労働組合型・弁護士型の違いを解説します。トラブル時の相談先や転職への影響の見方で迷う場面に触れ、退職前後の確認順を紹介します。家族や転職先への説明材料も扱います。

退職代行の基礎

退職代行の運営形態(弁護士/労働組合/民間)の違いと選び方

退職代行サービスは、運営主体によって「できること」が法的に異なります。弁護士型・労働組合型・民間型の3分類を比較し、状況別の選び方を解説します。費用と交渉できる内容、相談先を選ぶ判断軸、自分で進める場合の注意点まで含め、無理なく相談するための判断材料を解説します。

退職代行の基礎

退職代行と弁護士相談を比較|直接相談すべきケースと選び方

退職代行と弁護士への直接相談を、費用、対応範囲、交渉、未払い請求、トラブル対応の観点で比較して解説します。自分で進める場合の注意点、トラブル時の対応、運営形態ごとの対応範囲を具体化し、相談前にメモしたい項目を整理します。会社へ直接話せない場合の備えも補足します。

運営形態・料金から探す

Service Categories

あなたの状況に合うカテゴリ

職種・テーマ別のガイドを探す