公立学校教員の退職代行|公務員として注意したい手続きと相談先

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公立学校教員の退職代行|公務員として注意したい手続きと相談先

公立学校の教員は退職代行を使える?

使えます。ただし地方公務員なので、退職の手続きは自治体の規則に沿って進み、任命権者が関わります。労働組合法が原則として適用されないため、依頼先は弁護士型を中心に選びます。 民間企業の「申入れから2週間で辞められる」(民法627条)は雇用契約の規定で、任用で働く公立校の正規教員にそのまま当てはまるとは限りません。

私立学校の教員は学校法人との雇用契約なので、この記事ではなく担任を途中で退職したい教員への公立・私立の比較から確認してください。

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質問 1 / 3:今の状況に一番近いのは?

地方公務員としての身分で、何が変わる?

公立学校の教員は、民間の会社員とは次の点が違います。退職代行の選び方にも、退職までの過ごし方にも関わります。

項目公立学校の教員根拠
任命権者市町村立小中学校などの県費負担教職員は都道府県教育委員会。政令指定都市立の学校は県費負担教職員から除かれ、市の教育委員会地方教育行政の組織及び運営に関する法律37条・34条、市町村立学校職員給与負担法1条
服務の監督県費負担教職員は市町村教育委員会。学校では校長が所属職員を監督する同法43条、学校教育法37条4項(中学校・高校に準用)
労働組合法一般職の地方公務員には、原則として適用されない(地方公営企業の職員などは例外)地方公務員法58条
職務に専念する義務勤務時間中は職務に専念する。手続きなく出勤しない状態が続くと、懲戒の対象になる可能性がある地方公務員法35条・29条
勤務条件の不服人事委員会・公平委員会への措置要求、苦情の処理地方公務員法46条・8条
労働局の紛争解決個別労働紛争解決促進法と、パワハラ紛争の助言・指導・勧告、調停の規定は適用されない。パワハラ防止の措置義務は適用される個別労働紛争解決促進法22条、労働施策総合推進法48条

退職願の様式・提出先・提出時期は、自治体の規則で決まります。学校の事務職員か教育委員会に確認するのが確実です。

弁護士型を選ぶ理由

公立校の教員が弁護士型を中心に選ぶのは、次の3つの理由からです。

  1. 労働組合型の前提が当てはまらない:労働組合型の退職代行は、労働組合法に基づく団体交渉を根拠にしています。一般職の地方公務員には労働組合法が原則として適用されず、職員団体の交渉も団体協約を結ぶ権利を含みません(地方公務員法55条2項)。
  2. 民間型では伝える以上のことができない:民間型は退職の意思を伝えるのが中心です。休暇の扱いや退職日について争いが出たとき、弁護士でない者が報酬を得て法律事件の交渉などを扱うことは、原則として禁止されています(弁護士法72条)。
  3. 処分への備えが要る:懲戒など不利益な処分を受けた場合の審査請求は、人事委員会・公平委員会に対して行います(地方公務員法49条の2)。処分を示唆されたときの反論も含め、手続きを代理できるのは弁護士です。

依頼する前に、次の点を弁護士に確かめます。弁護士型でも、公務員を対象外にしている料金プランがあります(2026年10月9日に公式ページで確認)。

  • 公立学校の教員(地方公務員)の退職に対応しているか
  • 校長・市町村教育委員会・都道府県教育委員会のどこまで連絡するか
  • 年休・病気休暇の申請や、退職願の提出をどう進めるか
  • 懲戒や損害賠償を言われたときの対応が料金に含まれるか

弁護士型の候補は弁護士型の退職代行一覧で比べられます。

教育委員会や学校への対応

連絡は、まず校長に届け、教育委員会へは学校を通じて伝わる形にすると行き違いが少なくなります(編集部の目安)。校長は所属職員を監督し、県費負担教職員の服務は市町村教育委員会が監督し、任命権は都道府県教育委員会にあります。

  1. 弁護士から校長宛てに、退職の意思、希望する退職日、本人への直接連絡を控えてほしいことを書面で伝える。
  2. 退職願の様式と提出先を、学校または教育委員会から書面かメールで送ってもらう。
  3. 本人が退職願を作成し、指定された提出先へ郵送する。控えと送付の記録を残す。
  4. 退職日までの勤務の扱い(年休・病気休暇など)を、校長を通じて確認する。
  5. 辞令や退職後の書類の送付先を伝える。

教育委員会から本人に直接連絡が来た場合は、出るかどうかは自分で決めてかまいません。着信の日時と相手を記録し、依頼先(弁護士など)がいれば伝えます。

PR / サービス比較

依頼する前に、3社の条件を比べる

紹介する順番には、提携先(広告)を優先する場合があります。対応範囲と必要な手続きを確認して選びます。編集方針

料金・追加費用・対応範囲・後払いの比較。契約前に公式窓口で条件をご確認ください。
相談先 / 運営形態料金目安・追加費用対応範囲 / 後払い
フォーゲル綜合法律事務所

弁護士型

公式で条件を見る ↗
22,000円〜

ライト22,000円、スタンダード25,000円、あんしんプラス55,000円(税込)。ライトは引継ぎ連絡を本人が行う。出張・裁判等は別途相談。

弁護士による退職通知・必要書類の請求。ライトでは会社からの連絡を60日間対応。

後払い:あり(審査あり)。2回分割も案内。

退職110番

弁護士型

公式で条件を見る ↗
43,800円〜

基本43,800円(税込・内容証明郵便込み)。金銭回収の報酬20%、労働審判25%、裁判30%(各税別)。審判・裁判は期日ごと2万円(税別)の記載あり。

有給取得、未払金請求、社宅・借入金返済等の交渉。個別費用は見積もり。

後払い:公式で要確認

弁護士法人ガイア総合法律事務所

弁護士型

公式で条件を見る ↗
プランは公式で確認

25,300円の「退職を伝えるのみ」プランは公務員が対象外です。55,000円・77,000円プランで公務員の依頼を受けるかと料金は、公式で確認してください。

退職通知、有給消化、離職票等の取り寄せ、残業代・退職金請求の案内。対応範囲はプラン別。

後払い:公式で要確認

2026-10-09に確認した掲載データに基づきます。料金・追加費用・税の扱い・利用条件は各社で異なります。すべての相談先を見る →

管理職へ連絡する不安

校長や教頭に直接話すのが怖いなら、口頭で伝える必要はありません。書面で伝え、以後の連絡先を指定する方法があります。

校長宛ての書面の例(編集部作成):

校長 〇〇様 体調の悪化により勤務を続けることが難しく、〇年〇月〇日付での退職を希望いたします。退職願の様式と提出先を書面でお知らせください。今後のご連絡は、代理人の〇〇法律事務所 〇〇弁護士へお願いいたします。

体調が理由なら、退職の前に休む道もあります。まず病気休暇の日数と手続きを事務職員に聞きます(勤務時間などの勤務条件は条例で定めるとされ、休暇の制度も自治体ごとに決まっています。地方公務員法24条5項)。長期の休養が必要な場合の休職は、任命権者が行う処分で、期間と給与は条例で決まります(地方公務員法28条2項1号)。休んでから決める進め方は教員が体調不良・うつで退職したいときにまとめています。

担任や部活の引き継ぎ

引き継ぎは、学校が後任を決めるための材料をそろえることです。次の項目を1枚にまとめ、校内のルールに沿って校長に渡します。

区分書くこと
担任授業の進度、成績・評価資料の保存場所、配慮が必要な児童生徒の申し送り(校内で決められた方法で)
校務分掌担当業務の締切、進行中の文書、関係先
部活動大会・練習試合の日程、部費の会計資料、備品と鍵の保管場所、外部指導者の連絡先
返却物校務用の端末、鍵、職員証、教材

児童生徒の個人情報を私物の端末やメールに移さないでください。

保護者対応への備え

児童生徒や保護者への説明は、校長が時期と内容を判断するのが一般的です。本人が個別に説明する必要はありません。

  • 保護者から私的に連絡が来たら、返信せずに内容を保存し、学校に対応を任せる。
  • 連絡帳や学級通信で自分から退職を知らせる場合は、文面を校長に確認してもらう。
  • 退職後も、職務上知り得た秘密を漏らしてはならない義務は続きます(地方公務員法34条1項)。

直接言いづらいときの進め方

  1. 任用通知書で、正規・臨時的任用・会計年度任用職員のどれかと、任期を確かめる。
  2. 年休と病気休暇の残りを、事務職員に確認する。
  3. 公立学校の教員に対応する弁護士に相談し、連絡範囲と費用を確かめる。
  4. 弁護士から校長に書面で伝えてもらい、自分は退職願を郵送する。
  5. 引き継ぎメモと返却物を、郵送や指定の方法で届ける。
  6. 退職の辞令と、退職後の書類が届いたか確認する。

参考にした公的情報

本記事では、制度・法令に関わる説明について以下の一次情報を参照しています。個別の判断が必要な場合は、各窓口または専門家へ確認してください。

弁護士型

退職の連絡に加え、未払い賃金の請求や損害賠償への対応を相談。依頼するプランと受任範囲を確認します。

労働組合型

組合による団体交渉を相談。加入費用と交渉担当を確認します。提携型はサービス会社と組合の役割も確認します。

民間型

退職意思の伝達を依頼。法律上の交渉が必要なら、弁護士や労働組合への相談を検討します。

掲載サービスの各運営形態は価格帯が重なっているため、料金だけでなく必要な対応範囲を比べることが大切です。報酬を得て法律事務を扱う範囲には制限があり、非弁護士による法律事務の取扱いは弁護士法で規制されています(e-Gov法令検索:弁護士法72条)。

よくある質問

Q.会計年度任用職員の講師も、正規の教員と同じ手続きで辞めますか?
A.会計年度任用職員は、一会計年度を超えない範囲の任期で採用され、任期は任命権者が定めて本人に明示します(地方公務員法22条の2)。任期の途中で辞めるときの手続きは自治体の規則で決まるため、任用通知書で任期を確かめ、事務職員か教育委員会に退職の手続きを聞きます。
Q.公立校の教員が退職代行を使うと、それだけで懲戒の対象になりますか?
A.懲戒は、法令違反、職務上の義務違反や職務を怠ったこと、全体の奉仕者にふさわしくない非行に当たるかで判断されます(地方公務員法29条)。注意したいのは伝え方よりも、退職が決まるまでの間、手続きをしないまま出勤しない状態が続くことです。年休や病気休暇の申請を先に済ませます。
Q.人事委員会や公平委員会には、どんなことを相談できますか?
A.給与や勤務時間などの勤務条件について適切な措置を求める「措置要求」(地方公務員法46条)、職員の苦情の処理(同8条)、懲戒など不利益な処分への審査請求(同49条の2)を扱います。窓口は自治体によって人事委員会か公平委員会のどちらかです。
Q.退職代行を使って辞めた後も、教員免許状は使えますか?
A.教育職員免許法10条は、公立学校の教員の免許状が効力を失う場合として、懲戒免職や一定の分限免職の処分を受けたときなどを定めています。自分から退職したこと自体は、この失効事由に挙げられていません。私立校や他の自治体で働く場合は、免許状の有効性と採用条件を応募先で確認します。

まとめ

公立学校の教員も退職代行を使えますが、地方公務員なので、退職の手続きは自治体の規則に沿い、任命権者(市町村立小中学校などの県費負担教職員は都道府県教育委員会。政令指定都市立の学校は市の教育委員会)が関わります。労働組合法が原則として適用されず、懲戒や休職の扱いも絡むため、依頼先は弁護士型を中心に選びます。

GUIDE 04 / 教員

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退職代行を検討するときの相談先

紹介する順番には、提携先(広告)を優先する場合があります。対応範囲と必要な手続きを確認して選びます。編集方針

弁護士型

フォーゲル綜合法律事務所

料金目安

22,000円〜

ライト22,000円、スタンダード25,000円、あんしんプラス55,000円(税込)。ライトは引継ぎ連絡を本人が行う。出張・裁判等は別途相談。

対応範囲
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後払い
あり(審査あり)。2回分割も案内。
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弁護士型

退職110番

料金目安

43,800円〜

基本43,800円(税込・内容証明郵便込み)。金銭回収の報酬20%、労働審判25%、裁判30%(各税別)。審判・裁判は期日ごと2万円(税別)の記載あり。

対応範囲
有給取得、未払金請求、社宅・借入金返済等の交渉。個別費用は見積もり。
後払い
公式で要確認
公式サイトで条件を確認 ↗料金・条件を詳しく確認

弁護士型

弁護士法人ガイア総合法律事務所

料金目安

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25,300円の「退職を伝えるのみ」プランは公務員が対象外です。55,000円・77,000円プランで公務員の依頼を受けるかと料金は、公式で確認してください。

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